当財団は予てより公益認定取得の準備を進めてまいりましたが、2020年12月24日に内閣総理⼤⾂より公益認定を受けることができました。これにより一般財団法人から「公益財団法⼈富⼭⽂化財団」に移行いたしました。 |
祖父、富山栄市郎がタカラトミーの前身である「富山玩具製作所」を興したのは、21歳の年、今から95年前のことです。関東大震災の混乱の中で、彼がなぜおもちゃを生業と選んだのか、今ではもう知る術もありませんが、「明日を担う子どもたちの健やかな成長を願い、みんなに愛される、独創性に富んだ、品質の良いおもちゃをつくり、より豊かな子ども文化の創造を目指す」という彼の玩具哲学の中に、その思いが込められているように思います。その後彼は、共存共栄を理想に掲げ、志を同じくする若い仲間たちとともに切磋琢磨して優良なおもちゃづくりに励み、相互扶助の精神のもと、日本のおもちゃ産業全体の成長・発展に力を尽くしていきました。 それから30年近くを経て、時の経済白書に「イノベーション」の文字が躍る頃、今度は父、允就を中心とした若い世代が新素材・新技術のおもちゃで、世界の市場を賑わせていきました。いつの世も、新しい時代を切り拓いてきたのは若い力だったのです。 そして、第四次産業革命の到来と言われるこれからの時代においても、新しいおもちゃ作りを担うのは、柔軟な発想力と果敢に挑戦する行動力を持った若者たちなのだと思います。 95年という時間をかけて、祖父から父へ、父から私へと、三代に亘って受け継がれてきた「世界の市場を賑わす優良なおもちゃづくりを通じ、子どもたちの健やかな成長を育む担い手として、広く社会に貢献する」という堅持すべき信念の発露として、この度、一般財団法人富山文化財団を設立いたしました。新しい時代を切り拓く若い世代の人財育成とものづくり文化の継承を目標に掲げ、活動してまいります。 皆様の温かいご支援、ご指導を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。 |
![]() 富山幹太郎 Kantaro Tomiyama |
塚谷佳代子
Kayoko Tsukatani 1956月10月23日東京生まれ 富山玩具製作所(現タカラトミー)創業者、富山栄市郎が祖父 トミカ・プラレールに代表される二代目、富山允就が父 母、富山章江は茶道・華道教授 学習院大学史学科卒 ・在学中 NHK教育『みんなの科学』の”お姉さん”を担当。 ・卒論は「からくり儀右衛門(田中久重)」をテーマとした。 卒業後、「トミー工業」に入社 ・開発本部にて女児玩具、電子ゲームの商品開発を担当。 ・結婚・出産し、乳幼児玩具企画室へ。 退社後は子育てに邁進し、子育てサークルを立ち上げた。 景観設計デザイナー 、茶道教授 趣味は料理。曽祖母、祖母、母も料理好きであった。 夢 一生。 |
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この言葉は、父と母が若い方々の門出に送ったエールです。 夢を一生抱く、しかし一方で、人の一生は壮大な宇宙からみたら、ほんの一瞬の夢のようなもの。肩肘張らず、やりたいと思ったことはやってみなさいと!実は私が学生の時に鎌倉のとあるお寺で出会った書。その後、私の座右の銘にしていたのですが、父も母もこの言葉を気に入ってくれたのです。 とにかく、富山一家は“夢”という字が大好きです。 平成から令和の新しい時代の幕開けの年に、富山文化財団が富山幹太郎により創立され、妹の私、塚谷佳代子が初代の理事長に就任いたしました。 財団を作る夢は、初代富山栄市郎、二代目允就からあり、世の中の為に何かご恩返しが出来ないかと願いながらも、生前は叶わず…漸く三代目にしてその夢は叶いました。大きな夢は百年、二百年と夢を繋いでいかなければ、かないません。 “子供が夢を見られない国は滅びる”と、栄市郎は言いました。少子高齢化の今、若者が夢を見られなくなっていると言われます。本当にそうでしょうか? きっと、夢を持ちながら諦めたり、降りかかる困難に歩みを止めている若い方がたくさんいるのではないでしょうか?私たちは「諦めないで!」と、背中を押してあげられたらと思うのです。 富山文化財団は、夢を抱き、誠意と努力を惜しまず、夢を実現しようと頑張る学生のみなさんに返済不要の奨学金を給付する事で、応援したいと思います。 “楽しく豊かな遊び文化” “子供の遊育と健やかな成長” “日本のものづくり” の創造というテーマで、ユニークなアイデアややりたい事がありましたら、どうか、応募してみてください。 貴方の諦めない一歩を、楽しみにお待ちしております。 |
名称 | 公益財団法人富山文化財団(TOMIYAMA CULTURAL FOUNDATION) (コウエキザイダンホウジン トミヤマブンカザイダン) |
所在地 | 〒124-0012 東京都葛飾区立石3-19-3 タカラトミーホンデンビル |
設立 | 2019年2月 |
目的 | 学業優秀かつ品行方正でありながら経済的理由により就学が困難な学生に対し奨学金給付による経済的な支援を行い、もって社会に貢献する人材の育成に寄与することを目的とする。 |
事業 | (1) 学生に対する奨学金の支給 (2) その他目的を達成するために必要な事業 |
定款 | ![]() |
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貸借対照表 2020年度 | ![]() |
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貸借対照表 2019年度 | ![]() |
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貸借対照表 2018年度 | ![]() |
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役員等報酬規程 | ![]() |
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